【ファイナンシャル・プランナー(FP)とは?】合格者が語る実体験とその価値
	
ファイナンシャル・プランナー(FP)って最近よく聞くけど、こんな疑問をもっていませんか?
・お金の専門家って聞くけど具体的なイメージがわかない
・どういう仕事をしているの?
・資格取得したら役立つの?
インフレによる物価上昇は続き家計が厳しい、また数年前に話題になった老後2000万円問題って本当のところどうなのなど、お金に関する不安を抱える人は多いです。最近TVの情報番組でファイナンシャル・プランナー(FP)が家計見直しや投資などを解説する機会をよく目にしますね。
私は数年前にFP2級の資格を取得しました。FPの資格勉強で得た知識を活用して家計の見直しと投資を始め、4年で資産ゼロから1,500万円を達成しました。資格取得するまでは“おこずかい制”で、資格を取ったのをきっかけに、自分の通帳を取り戻しFPの知識をフル活用しています。
そこでこの記事では、FP資格とはどういうものなのか、FP知識がどう役立つのかを解説します。
この記事を読めばFP資格の内容と日常生活でどう役立つのかが分かります。私が資格取得をして体験したこともあわせて紹介します。
結論から言うと、FP資格は“一瞬で人生を変える魔法の鍵”ではないけれど、長期的に見れば人生の質を大きく底上げする武器です。一生ものの価値があります。
ファイナンシャル・プランナー(FP)とは

人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。
これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。
引用|日本FP協会 ファイナンシャル・プランナー(FP)とは
分かりやすくいうと個人のライフプラン(人生設計)に合わせて、お金に関するアドバイスや資金計画の立案を行う家計の専門家です。FPやFP技能士とも言われたりしますが国家資格です。(以下記事ではFPと表記していきます)
FPはお金の専門家ですが「独占業務」がなく、資格を持ったからといって自動的に稼げる訳ではありません。医師や税理士のように資格だけで仕事が成立するタイプではないため、「生計を立てる資格」というより「信頼を生み出す資格」と言ったほうが正確かも知れません。
FPの学習範囲は保険・投資・税金・不動産・年金といった生活に直結する分野に広がっており、この知識がすべての人に一生使える実学になります。
私は流通小売業界で働いている会社員ですが、FP資格を取得しても仕事ではまったく役に立ちません。せいぜい同僚などにアドバイスする程度。しかしFP資格で得た知識を活かして自分自身のライフプラン(人生設計)に役立てています。
実生活で役立つ「お金のリテラシー」

私自身、この資格の勉強を通して以下のような成果を得られました。
- 住宅ローンや老後資金を「数字で見える化」
→ 漠然とした不安が消えた - 公的保険の仕組みを理解し、不要な民間保険を解約 
→ 年間数十万円を節約 - 節約した資金を効率よく投資
→ 4年で資産ゼロから1,500万円以上を形成 
資格そのものが収入を増やすのではなく、知識を使って行動した結果、家計が改善し資産形成につながりました。これは資格を持たなければ気づけなかった部分であり、まさに「人生を変える基盤」だと感じます。
「高額療養費制度」をご存知でしょうか?公的な制度です。この制度を知ることで加入している民間の医療保険を見直すことがきます。高額療養費制度とは、医療機関で支払う医療費の1ヵ月の合計額が上限額を超えたときに、超えた額が戻ってくる制度です。医療費負担を軽減する目的で、上限は毎月1日から末日までの1ヵ月ごとに計算されます。
私が重い病を患い1ヶ月に100万円の医療費が発生したとします。窓口での自己負担が30万円(3割負担)です。
自己負担額の上限額は80,100円+(100万円-26万7,000円)×1%=87,430円という式で計算し、87,430円となります。窓口負担の30万円から自己負担上限額の87,430円を差し引いた212,570円が高額療養費として戻ってきます。
100万円の医療費がかかったとしても実質負担は87,430円です。
実質負担は人によって金額がことなります。ことなる理由は年収の違いです。私は87,430円の医療費で済むなら毎月数千円の医療保険をやめて投資に回したが方が効率的だと判断しました。年末調整で医療保険の掛け金分が一部戻ってくるとしても、こうした判断ができるのもFPの知識があってこそ。
私が保険や家計の見直しに役立った知識は高額療養費制度だけではありません。公的な介護保険、労災保険、雇用保険、障害基礎(厚生)年金、遺族基礎年金などです。FPの知識なしで私は現在の資産を形成することはできませんでした。
FPの知識がすべての人に一生使える実学だと私は考えています。
信頼を得る“肩書き”としての価値

さらに、FP資格は「発信・相談の肩書き」としても強力です。
- 金融・保険・不動産の営業で顧客に安心感を与える
 - SNSやブログで「FP保持」と明記することで情報発信の信頼度が上がる
 - 就職・転職時に「体系的に学んだ人」としてプラス評価される
 
同じ情報を発信しても「FP資格を持っている人」と「持っていない人」では、受け取る側の信頼度がまったく違います。
まとめ|FP資格は「一瞬ではなく、一生もの」の価値がある
FP資格を取ったからといって、すぐに収入が倍増するわけではありません。
しかし、
- 家計を見直し、資産形成の土台を築ける
 - 知識をもとに正しい選択ができる
 - 肩書きとして信頼を獲得できる
 
こうした効果は、資格を取らなければ得られなかったものです。
FP資格は人生を一瞬で変えるものではない。けれど「10年後・20年後の人生を確実に変える武器」になる。私はそう確信しています。
私は資格取得を通じて得た実践的な知識は、単なる勉強にとどまらず、実生活での具体的な行動に結びつけることができました。それによって、家計の改善や資産の増加を実現し、漠然とした不安を解消することができています。
皆さんが安心して未来を築くためのヒントやアイデアを提供していきます、一緒に不安のない将来を目指していきましょう。このブログでは、そんな50代の私が「どうやって資産を増やしているのか」「どんな失敗や成功があったのか」を、できるだけ分かりやすく発信していきます。
人生をより充実したものにするための一歩を、今ここから始めていきましょう。
