【クレジットカード不正利用】体験談と対策・知っておくべき補償されないケース
	
この記事では以下の悩みを解決し、クレジットカード不正利用に対する予防知識を知ることができます。
- 「あれ?こんな請求した覚えないんだけど…」
 - 「まさか自分が不正利用されるなんて」
 - 「補償って本当に受けられるの?」
 
クレジットカードの不正利用、ニュースではよく耳にするけれど、実際に自分が経験すると本当に焦ります。
私は先日、利用明細に身に覚えのない46,000円超の請求を見つけ、冷や汗をかきました。でも落ち着いて対応したことで、4日で補償手続きが完了。ホッと胸をなで下ろしました。
この記事では、不正利用に遭ったときの流れから補償されないケース、そして日常的にできる予防策までを、私の体験談を交えて分かりやすく紹介します。
この記事を読むとクレカ不正利用の被害に遭った時にどう行動していけばいいのか、また日頃の予防策が大切であるといことが分かります。
結論はシンプルです。クレカ不正利用は「早期発見」と「正しく動く」ことで守れます。
不正利用されてもカード会社から補償されないケースもあります。記事を最後まで読んで備えていきましょう。
筆者の体験談|クレカ不正利用発覚から補償完了までの流れ

CANBLY? 46,513円!!
調べてみるとオンラインの英会話スクール
まったく身に覚えがありません!
かなり焦りましたが、カード会社のアプリで問い合わせ方法を調べる

「身に覚えのない明細に関するお問い合わせ」から進んで、利用明細の中から該当の明細をチェックし受付終了。
この後、カード会社で不正利用か否か確認されるとのこと

2営業日で回答あり。対応早い!
(公式では5営業日以内の折り返し連絡となっていましたが、迅速な対応は安心感につながりました)

自分の利用ではないことを確認して補償手続きの申し込みを行う
「見覚えなし」をチェックして決定する

最初の問い合わせから3日。スムーズな対応に満足。

カード利用明細を確認すると、不正利用の明細が消えていました。
なんと4日で手続き完了!
以前からクレカ不正利用はニュースで聞いていたけど、まさか自分も経験するとは思いませんでした。初めは何かの間違いかと思いましたが、しばらくしてからこれは「不正利用」ではないかと気づきました。
カードは即停止し再発行手続きをしました。しかし毎月の固定費支払い用のカードだったので、その変更手続きが大変でした。不正利用対策をして、また被害に遭わないようにしないといけないと強く感じました。
クレカ不正利用被害額314億円

社団法人日本クレジット協会の調査では、2025年1〜6月のクレカ不正利用被害額は314億円。年間で考えると単純に倍だとしたら600億円以上。とんでもない被害金額です。被害金額ベースのクレカ不正利用発生率は0.048%。
余談ですが、交通事故をする確率約0.7%、プロ野球のホームランボールを取れる確率が0.026%と言われています。クレカ不正利用率は交通事故よりは低いけど、ホームランボールを取るよりは高い確率ということになります。笑
クレカ不正利用の原因となる手口と対策
1 フィッシング詐欺
EメールやSMSで偽サイトに誘導し、クレジットカードや口座の情報を送るよう誘引したりする手口です。
EメールやURLを開かないことが重要です。

Eメールの場合は開かないと偽メールがわからない場合もありますので、そんな場合は送信元(Frome)をタップすると送信元のアドレスが表示されます。
(アプリ・サイトによっては表示方法が異なる場合があります)
この場合、送信元の表示はAmazonですが、アドレスを確認するとAmazonではないことが分かりますね。Amazonから送られてくるメールアドレスは@より右側がamazon.co.jpとなっています。
即刻!受信拒否と迷惑メール報告
対策
・メールのURLを開かない
・Eメールは送信元アドレスを確認
2 スキミング

クレジットカード情報を読み取る「スキマー」と呼ばれる装置でカードの磁気データを読み取り、偽造カードにコピーするという手口。
最近のカードはICチップが搭載されて暗号化されており、スキミングに対して高い防犯性能がありますのでタッチ決済のICデータ読み取りで決済できれば安心です。
対策
・磁気読み取り機器に後付け部品など、怪しいと感じたら使用しない
・タッチ決済を活用
3 ネットショッピング詐欺
大手ショッピングサイトと本物そっくりのサイトを用いたり、人気商品を割引告知したりして集客し、代金前払いで商品を送らない手口。
カード決済させてカード情報を盗み取ります。
対策
・サイトの見た目、日本語の表現、フォントなどが一部でも不自然でないか確認する
・運営元情報から、販売会社や連絡先の記載内容を確認する
4 不正アクセスによる情報漏洩
ネットショップサイトやクレカ決済を伴う企業などがシステムや顧客情報に不正アクセスされることで、個人のクレジットカード情報が盗み出される。
2024年には189社の上場企業および、その子会社で個人情報の漏洩事件や紛失事故が発生。
最近では通販事業の駿河屋で情報漏洩(2025年8月)が発生しました。
運営するECサイト「駿河屋.JP」で不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報を含む個人情報が漏えいした事実を発表しています。
対策
・定期的なパスワード変更
・パスワードの使い回しをしない
・カード利用明細をこまめに確認する
日頃から気をつけるべきクレカ不正利用防止対策

1 カード枚数を減らす
日本クレジット協会の調査では日本人のクレジットカード保有枚数は平均で3枚となっています。
参考|一般社団法人日本クレジット協会 クレジットカード発行枚数調査結果の公表について
カード枚数が多いと利用履歴を確認したり、引き落とし口座の残高を確認したりと何かと手間がかかりますね。
私がメインで使っているカードは3枚ですが保有枚数は8枚です。今回、不正利用を経験してメインの3枚以外は解約しようと考えています。メインの3枚は毎月の利用明細をスマホで確認していましたが、その他のカードは見れていませんでした。
自分で管理できそうな枚数に減らして、使用していないカードは解約して減らしていきたいと思います。
2 本人認証サービス(3-Dセキュア)を設定する
3-Dセキュアとはショッピングの決済時に使用する本人認証方法です。
「クレジットカード番号」「有効期限」「セキュリティコード」の3点に、カードの持ち主本人だけが知っている情報を加えて認証を行うことです。
多くのカード会社で用いられていますので必ず設定するようにしましょう。
3 利用通知サービスを使う
クレジットカードが利用されるたびに、メールやスマホアプリなどでカード利用を通知するサービスです。
不正利用があった場合にいち早くわかるので、必ず設定してしておきましょう。
4 定期的に利用明細をチェックする
クレジットカードの利用明細をチェックすることも、不正利用の早期発見に役立ちます。カード会社の規約では不正利用発生から61日を過ぎると補償外となるところが多数
こまめに利用明細をチェックし発見したら、速やかにカード会社へ連絡が必要です。
不正被害に遭った時の対応

カード会社へ連絡し一時停止の手続きをすることで被害の拡大を防せぎます。
カード会社によってはスマホからカードを一時停止したり、被害報告もできますので事前に調べておくと、いざという時に慌てずに対応できますよ。
報告を受けたカード会社が不正利用だと判明した場合には、補償制度の手続きやカード再発行の手続きに移ります。
今回、私の場合はカード利用金額が確定される前だったことで、利用実績をカード会社に取消してもらうことで事なきを得ました。
口座から引き落とし後だと、本当に返金されるか心配になっていたと思います。
早期発見と迅速に対応したことが良かったようです。
補償されないケース

クレジットカードが不正利用された場合、会員規約に基づき補償が受けられます。
しかし、全ての不正利用が補償される訳ではありません。
利用者に過失がないこと、カード会社の規約に沿っていることなどが条件となります。
大手クレジットカード会社の規約例
・会員の家族、同居人など会員の関係者による利用や、関係者が関与した盗難・紛失等による利用
・当社へ盗難・紛失のご連絡をされた日から61日以前の利用
・「カードご利用代金明細」を通知後、60日以内に所定の届け出がされない場合
・暗証番号が入力された利用、その他、会員の方に会員規約違反や故意または過失などがある場合
カード会社によって規約は異なりますので、必ず確認しておきましょう。
補償を受けるためには、日頃から規約を遵守しながら使用することが必要です。
まとめ
- 今すぐに「カード利用通知サービス」を必ず設定
 - 利用明細は毎月チェック、61日を過ぎると補償外になることも
 - 不審なメールは開かず、送信元アドレスを必ず確認
 - スキミング防止のため、タッチ決済やICチップ対応を積極的に活用
 - クレカの枚数は管理できる範囲に絞り、余分なカードは解約を検討
 - 3-Dセキュア(本人認証)は必ず設定して、不正利用リスクを下げる
 - 不安を感じたら、まずカード会社のアプリやサポート窓口で確認
 
私の経験が皆さんの予防に役立てれば幸いです。カード不正利用に遭わないために「早期発見」と「正しく動く」これだけで、あなたの大切なお金はしっかり守れます。
