【初心者必見】ふるさと納税の申し込み方法と注意点をわかりやすく解説

ふるさと納税をやってみたいけど、こんな疑問をもっていませんか?
・しくみが複雑でよくわからない
・お得だと聞くけど本当なの?
・どうやって申し込みしたらいいの?
初めてふるさと納税を申し込みした人が、結局お得にはならなかったというケースは非常に多いです。ふるさと納税には所得に応じた限度額や申し込み後の申請など確認すべきことがあるからです。
私はFP2級を取得した知識を活用して家計の見直し方法や投資情報を発信しています。ふるさと納税は住民税を先払いし、返礼品をもらえる大変お得な制度です。私も5年前に初めて申し込みをしてからは、返礼品を選ぶ楽しさから毎年継続しています。
そこでこの記事ではふるさと納税を初めて申し込む人向けに制度の内容と申し込む時の注意点を分かりやすく解説しています。
この記事を読めば「ふるさと納税がお得な制度であること」「制度をうまく活用する方法」が分かりますよ。
ふるさと納税は「自分の上限金額を調べ」「返礼品を選んで」「控除申請をする」この流れでお得に返礼品を受け取ることが可能です。
初めて申し込みをしたいと考えている人は最後まで読んでください。
ふるさと納税のしくみ

ふるさと納税は2008年に自分の意思で応援したい自治体を選べる制度として始まりました。2023年度にふるさと納税を利用した人は1000万人を超え、寄付額は1兆円規模となり年々利用者は増加傾向にあります。
名称には納税とついていますが、生まれ故郷の自治体や応援したい自治体へ寄付をして返礼品をいただける制度です。そして寄付した金額に応じて翌年の住民税から控除されるしくみになっています。

・寄附総額 - 2,000円 = 控除額
・寄付額の上限は所得や家族構成により変わる
・寄付した翌年6月の住民税から控除される
・返礼品の上限は寄付額の3割まで
・申し込みサイトのポイント還元は廃止(2025年10月以降)
自己負担の2,000円は参加費として考えると制度の理解が深まります。
ふるさと納税限度額
ふるさと納税額には所得や家族構成によって限度額があります。申し込み前に自分の限度額を必ず確認し超えないように注意しましょう。
下表は総務省が公表している限度額の早見表です。
| 給与収入 | 独身・共働き 世帯 | 夫婦世帯 | 共働き・子1人 (高校生)世帯 |
| 300万 | 28,000円 | 19,000円 | 11,000円 |
| 500万 | 61,000円 | 49,000円 | 40,000円 |
| 700万 | 108,000円 | 86,000円 | 78,000円 |
| 900万 | 152,000円 | 143,000円 | 132,000円 |
金額はあくまで目安です。実際には収入だけでなく、家族構成や課税対象金額などで決められています。必ずこの後のシミュレーションで調べるようにしてください。
限度額ポイント
・寄付額が限度額を超えると超過分は控除されない
・限度額超過分は自己負担
ふるさと納税大手4サイトシュミレーション比較

上表はふるさと納税大手4サイトを同条件でシュミレーションした上限度額です。
どのサイトも簡単版と詳細版が用意されていて、それぞれで筆者の源泉徴収票を元にシュミレーションしました。
簡単版では最も高い「楽天」と最も低い「ふるなび」で15,200円とかなりの差がありました。これだけの差が出ると上限額を超える可能性があります。
詳細版では最も高い「ふるさとチョイス」と最も低い「さとふる」で3,804円と簡単版ほどの差はありませんでした。
シミュレーションの結果から
・簡単版は限度額が高く出やすい
・簡単版でのおすすめシミュレーションは「ふるなび」
・詳細版でのおすすめシミュレーションは「さとふる」
詳細版でシミュレーションするには前年の源泉徴収票が必要です。複数サイトの詳細版でシミュレーションするのが確実ですが、手間をかけたくない人には「詳細版のさとふる」がおすすめです。
また、前年に臨時収入があった場合は、臨時収入を差し引いてシミュレーションする必要があります。シミュレーションする時は収入から臨時収入を引きましょう。
おすすめのふるさと納税ポータルサイト

2025年10月以降ポイント還元禁止に。それ以前は寄付額に応じて申し込みサイトのポイントが貰えていましたが、現在は無くなりました。よって大手サイトであればどこで申し込みしても大きな違いは無くなりました。
ふだん楽天市場を利用している人は注文・決済画面など、使い慣れていてスムーズに申し込みできます。その他の人は各社の返礼品を見て決めると良いでしょう。
迷ったらふだん使いもできる楽天ふるさと納税サイトがおすすめです。
・自分の限度額以内で申し込みをする
・夫婦合算は不可。夫は自分の限度内で、妻も同様
ふるさと納税控除申請方法
ふるさと納税申し込み後の申請は「確定申告」か「ワンストップ特例申請」を行う必要があります。いま、住んできる自治体にふるさと納税をしましたよと、お知らせする申請となります。
個人事業主の人は確定申告の際に合わせて申告します。会社員の人はふるさと納税ワンストップ特例申請が必要となります。
【ふるさと納税ワンストップ特例制度】
確定申告の不要な会社員などがふるさと納税を行う場合、確定申告を行わなくてもふるさと納税の寄附金控除を受けられるしくみ。
申請にはふるさと納税先の自治体数が5団体以内であることが条件です。5団体を超えると、確定申告が必要となりますので要注意。申請はスマホで寄付をした自治体に申請書を提出することができます。
スマホ操作が苦手な方は納付先自治体から送られてくる申請書を返送し提出が可能です。申請書の場合でもマイナンバー記入とマイナンバーカードのコピーを貼りつけるだけと、簡単な作業です。
ふるさと納税申し込みの流れ

楽天ふるさと納税サイトを例に申し込みする流れを解説していきます。
各リンク先が楽天市場公式ページになっていますので確認してみて下さい。
1.自分の限度額を調べる
昨年の源泉徴収票があれば詳細版でシュミレーションがおすすめ!
【楽天市場 ふるさと納税サイト】
かんたんシュミレーター
詳細版シュミレーター
2.返礼品を選ぶ(寄付する)
【楽天市場 ふるさと納税サイト】
返礼品ランキング
3.手続きする(税額控除申請)
【楽天市場 ふるさと納税サイト】
控除の手続きガイド
まとめ
- ふるさと納税は実質2,000円で返礼品がもらえるお得な制度
- 上限額確認→返礼品選び→控除申請の3ステップで完結
- シミュレーションを活用し、上限を超えないよう注意
- ワンストップ特例制度で申請する場合は5団体まで
- ふるさと納税大手サイトで始めるのが安心
返礼品は届いた時とても嬉しいですが、選ぶ時もご家族で相談しながら選ぶととても楽しいですよ。お得に返礼品をいただくことで、心もお腹も満たされます。
ふるさと納税の申し込み額が限度額を超えていなかったかは、翌年の住民税決定通知書で調べることができます。詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみてください。

